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歴代公演
怪盗不思議紳士 〜名探偵見参!〜

旧家にまつわる因縁めいた物語と、怪盗対探偵の痛快娯楽の融合という、言うなれば金田一(横溝)と明智(乱歩)を足して2で割って、座長の趣味を振りかけて宝クジで当たりを引いたような作品(なにそれ?)。大正時代ということで、浅草十二階や大震災などをうまくストーリーに取り入れ、ロープを使った浮遊(怪盗は気球で空へ逃げねばならないからだ!)や、崩壊するセットなど、舞台ギミック面へのコダワリが強く出た作品になっている。ちなみにこの公演、脚本が完成せず、小屋入り後の稽古でラストシーンが決定したという、かつてないギリギリっぷりだったとか。

STORY
時は大正。巷をにぎわす大怪盗・不思議紳士は、神出鬼没で狙った獲物は逃さない謎の男。そんな彼の前に立ちはだかるは、上海帰りのスゴ腕名探偵・九条響太郎。アシスタントの山田少年を引き連れて、いま、世紀の知恵比べが始まる…ハズ。
DATA
【作・演出】茂木孝史
【日時】1996年10月3日(木)〜6日(日)
【場所】大塚萬(YOROZU)スタジオ
【料金】前売:2,000円 当日:2,300円
【公演回数】全6回
【収客数】約1100人
【CAST】
九条響太郎:関智一
ローズ:長沢美樹
山田少年:うえのみかこ
柳沢さゆり:中村貴子
曾根崎警部:遠近孝一
井原巡査:小西克幸
湯河原秀行:菊地康平
花屋敷雪子:萩原えみこ
花屋敷月代:大内千里
花屋敷風子:谷口琴美
キヨ:小野沢洋美
不思議紳士:藤田健次郎
巡査たち:古谷治彦
     村上暁則
     森川竜太(客演)
     丸山正春(客演)
     富塚辰弥(客演)
     宮脇喜一(客演)
美術館職員:林智子
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